ANA PASMO JCBとANA VISA Suicaを完全比較

ANA PASMO JCBとANA VISA Suicaを完全比較

ANA To Me CARD PASMO JCB(全日空、東京地下鉄、ジェーシービーの提携カード。愛称はソラチカカード)とANA VISA Suica(全日空、東日本旅客鉄道、三井住友カードの提携カード)は、ともに汎用性の高い交通系電子マネーを内蔵した便利な一枚。空でも陸(地下)でもマイルを貯められます。

いずれも利便性の高いカードですが、利用者にとって悩ましいのは、どちらのカードがよりお得(自分に生活スタイルに合致している)なのか、ということ。

以下ではそれぞれのメリット・デメリットを紹介していきます。

ANA To Me CARD JCB PASMOのメリット・デメリット

ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)のメリットとしてまず最初に挙げられるのはマイル移行手数料の安さです。通常に獲得したOki Dokiポイントを、1ポイント=10マイルの比率で交換する際にかかる年間手数料はたった2,100円です。これはANA VISA Suicaの三分の一の料金となります。

次に挙げられるのは、生計を同一にする配偶者・親・子供(高校生を除く18歳以上)に「家族カード」を発行できることです。本会員の方が社会人の場合、家族カードを発行できるメリットは大きいでしょう。例えば、都心の大学に通う子息にカードを持たせるとかですね。

SF乗車ポイントサービスに登録したPASMOで東京メトロに乗車すると、平日はメトロポイントが5P=4.5ANAマイル相当、休日は15P(13.5ANAマイル相当)貯まります。

また、定期券の購入、地下直結の三越(日本橋本店、銀座店)、Echika池袋、Esola池袋ではメトロポイントとクレジットカード会社ポイントをダブルで獲得できます。

最後に紹介するのは最大のメリットかもしれません。ANA To Me CARD PASMO JCBを持っていると、メトロポイントをANAマイルに10:9の比率に移行できるのです。高還元率のポイントサイト「ハピタス」「ネットマイル」からPeXを介して、メトロポイントに交換できるので、ポイントサイトで稼いだポイントをわずか10%の減価率でANAマイルに移行することができるのです。通常、ポイントサイトで獲得したポイントをマイルに移行する場合は1/3~1/2に減価してしまいますよね。ANA To Me CARD PASMO JCB会員なら、ガンガンANAマイルを稼ぐことができます。

例えば、ハピタスでDMM FXの口座開設をすると12,000ポイント獲得できますが、これは10,800マイル獲得できるのと同じ事です!ポイントサイトのポイントを移行するためだけにANA To Me CARD PASMO JCBを作成してもいいくらいですよ!(実際私もそうです)


ANA To Me CARD PASMO JCBのデメリットとしては、PASMOで利用できる鉄道事業者が少なく、利用可能範囲が狭いこと(後述)と、年会費割引制度が無いこと(後述)が挙げられます。

※2013年3月23日から、PASMOと全国10の交通系ICカードの相互利用が可能になり、1番目のデメリットは解消されました!

ANA PASMO JCB申し込み画像

ANA VISA Suicaカードのメリット・デメリット

ANA VISA Suicaカードのメリットして第一に挙げられるのは「Suica」搭載の強みです。Suica利用可能エリアは、PASMOで乗車可能な区間(バス路線含め)全てを包摂しています。さらに、JR北海道のKitaca、JR東海のTOICA、JR西日本のICOCA、JR九州のSUGOCA、西鉄のnimoca、福岡市交通局のはやかけんとも相互利用が可能です。オートチャージサービスも利用可能で、ANA VISA Suicaカードが一枚あれば、日本全国ほぼすべてのエリアにおいて駅の自動改札機をスムーズに通過できます!

また、年会費(2,100円/初年度無料)の割引制度も魅力です。「カードご利用代金WEB明細書サービス」の利用で翌年度年会費が1,575円に割引されます。リボ払いサービスの「マイ・ペイすリボ」へ登録のうえ、年に1回以上カードを利用すれば、年会費は788円になります!

海外利用分および国内でのリボ払い・分割払い(3回以上)のみ対象となりますが、購入日より90日間、年間最大100万円までのショッピング補償が付帯していることも見逃せません。「マイ・ペイすリボ」登録時は、国内での一括払いも補償の適用対象となります。

※「マイ・ペイすリボ」の登録は、三井住友カード会員向けのインターネット・サービスVpassから可能です。その際、支払いコースを「元金定額コース」、毎月の支払額を利用可能限度額と同一にしておくことで、リボ払い手数料を一切支払わずに年会費割引・ショッピング保険拡充のメリットを享受できます。


逆にデメリットして挙げられるのは、「家族カード」が発行不可能なことと、10マイルコース選択時のマイル移行手数料が6,300円と割高なことです。

ANA VISA Suica申し込み画像