デルタアメックスとANAアメックス比較
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・カード(デルタアメックス)の登場は、ANAアメックスを軸にマイルを貯めていた当サイト管理人にも大きな衝撃をもたらしました。なんといっても、デルタ スカイマイル アメックス・カード入会でデルタ航空マイレージ・プログラムの上級会員資格「シルバーメダリオン」、デルタ スカイマイル アメックス・ゴールド・カード入会で「ゴールドメダリオン」が付与されるという点が衝撃でした。「そんなのズルイ!」というのが正直な感想でした。主にショッピングでマイルを貯め、特典旅行券を獲得して、ANAグループ便を利用していた管理人にとっては、上級会員資格というのは夢のまた夢でしたから・・・
ANAアメックス(1年使用後、ゴールドに切替)での実績もあるし、デルタアメックスの審査にも受かるんじゃないかと欲が出てきました。
当ページでは、いずれも超人気なアメリカン・エキスプレス提携カードの比較を行います。
年会費とマイル還元率
ANAアメックスカード(一般券面)の年会費はデルタアメックスカードに比べて低額に思えますが、ANAアメックスの場合、ショッピング利用で貯めたメンバーシップ・リワードポイントを移行手数料を支払いマイルに交換する必要があります。マイル移行手数料を含めたANAアメックス(一般券面)の年会費は13,650円となります。
デルタアメックスカードは、delta.com、デルタ航空予約センター、空港カウンターの支払いに当カードを利用した時の積算率が大幅にアップする点が魅力です。また、デルタアメックスゴールドカードの場合、海外利用(外貨建ての請求)で還元率が1.25倍にアップする点も魅力です。外貨建ての請求のみが海外利用扱いになりますから、日本のamazon.co.jp利用分は対象外です。海外のホテルに宿泊する際はなるべく現地決済にするといいでしょう。
デルタ スカイマイル アメックス・カード | デルタ スカイマイル アメックス・ゴールド・カード | ANAアメックス・カード | ANAアメックス・ゴールド・カード | ||
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基本カード年会費 | 12,600円 | 27,300円 | 7,350円 | 32,500円 | |
家族カード年会費 | 6,300円 | 12,600円 | 2,625円 | 16,275円 | |
マイル還元率 | 国内加盟店 | 100円=1マイル | |||
海外加盟店 | 100円=1マイル | 100円=1.25マイル | 100円=1マイル | ||
自社グループ便の支払い | 通常の2倍 | 通常の3倍 | 通常の1.5倍 | 通常の2倍 | |
移行手数料 | なし | 6,300円 | 無料 |
上級会員資格
デルタ スカイマイル提携のアメリカン・エキスプレス・カードは、会員資格を有する間はずっと上級会員資格を与えられます。ANA提携カードにはない大きな利点です。
シルバーメダリオン会員には、
- 無制限メダリオン同伴者無償アップグレード
- 優先空席待ち
- メダリオンボーナスマイル(+25%)
- 手荷物手数料免除
- デルタスカイクラブ メンバーシップ割引
- 専用カウンターでの優先チェックイン
- 優先搭乗
などの特典が与えられます。ゴールドメダリオン資格者には、上記特典に加えて、特典航空券および「ペイ with マイル」利用時の無制限メダリオン無償アップグレード、メダリオンボーナスマイル(+100%)、搭乗日当日の時間変更手数料免除、セキュリティライン優先アクセス等の特典も受けられます。ここに記載したものは抜粋です。実際にはより多くのメリットが受けられます。
ゴールドメダリオン有資格者は、スカイチームエリートステータスの「エリートプラス」も同時に獲得することができます。「エリートプラス」会員は、世界各地にあるスカイチームラウンジを利用できます。シルバーメダリオンとゴールドメダリオンの差は相当大きいといっていいでしょう。
スカイチームの「エリートプラス」ステータスは、ANAの属するスターアライアンスの場合「スターアライアンスゴールド」に相当します。
デルタ スカイマイル アメックス・カード | デルタ スカイマイル アメックス・ゴールド・カード | ANAアメックス・カード | ANAアメックス・ゴールド・カード | ||
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上級会員資格付与 | シルバーメダリオン | ゴールドメダリオン | なし |
ボーナスマイル
下表のように、ボーナスマイルの観点から見ても、デルタ スカイマイル提携カードの方がANA提携カードよりも有利に設計されています。
デルタ スカイマイル提携カードの「カード利用ボーナスマイル」は、各プログラム期間中最大3回まで獲得できます。デルタ スカイマイル アメックス・ゴールド・カードの場合、メダリオン資格取得必要マイル(MQM)としても加算されます。
但し、ANAマイレージクラブには、クレジットカード会社ポイントとは別にANAマイルが付与される「ANAカードマイルプラス」という提携店が存在します。グリーンキャブ、中央無線タクシー、東京MKタクシー、大和自動車交通、高島屋、松坂屋、阪急百貨店/阪神百貨店などの他に、ANAアメリカン・エキスプレス・カード利用者限定サービスとして、パリのアレクサンドラ・ソジュフェル、ロンドンのハロッズ、リバティ、セルフリッジ、ソウルのロッテ百貨店、シンガポール高島屋も対象となります。
なお、参考のために紹介すると、東京(羽田・成田)-ソウル間の往復特典航空券に必要なマイル数は、デルタ航空の場合15,000マイルから、ANAの場合12,000マイルから、となります。
デルタ スカイマイル アメックス・カード | デルタ スカイマイル アメックス・ゴールド・カード | ANAアメックス・カード | ANAアメックス・ゴールド・カード | ||
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入会ボーナスマイル | 5,000マイル | 8,000マイル | 1,000マイル | 2,000マイル | |
継続ボーナスマイル | 2,000マイル | 3,000マイル | 1,000マイル | 2,000マイル | |
カード利用ボーナスマイル | 年間100万円を超える毎に3,000マイル | 年間100万円を超える毎に5,000マイル | なし | ||
ファーストフライトボーナスマイル | エコノミークラス搭乗時:10,000マイル ビジネスクラス・ファーストクラス搭乗時:25,000マイル |
なし |
アメリカン・エキスプレス提供サービス
ストレスフリートラベル
デルタ スカイマイル アメックス・カード | デルタ スカイマイル アメックス・ゴールド・カード | ANAアメックス・カード | ANAアメックス・ゴールド・カード | ||
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メンバーシップ・トラベルサービス | ◯ | ||||
海外サポート | ◯ | ||||
トラベル・サービス・オフィス | ◯ | ||||
エアポート・ラウンジ | 国内27空港、海外2空港(仁川、ホノルル) | 国内14空港、海外2空港(仁川、ホノルル) | |||
手荷物無料宅配サービス | ◯ | × | |||
空港クロークサービス | ◯ | × | ◯ | ||
エアポート送迎サービス | × | ◯ | × | ◯ |
保険サービス
デルタ スカイマイル アメックス・カード | デルタ スカイマイル アメックス・ゴールド・カード | ANAアメックス・カード | ANAアメックス・ゴールド・カード | ||
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海外旅行傷害保険 | 最高5,000万円(利用付帯) | 最高5,000万円(自動付帯) 最高1億円(利用付帯) |
最高3,000万円(利用付帯) | 最高5,000万円(自動付帯) 最高1億円(利用付帯) |
|
国内旅行傷害保険 | 最高5,000万円(利用付帯) | 最高2,000万円(利用付帯) | 最高5,000万円(利用付帯) | ||
ショッピングプロテクション | 年間最高500万円 | 年間最高200万円 | 年間最高500万円 | ||
オンラインプロテクション | ◯ | ||||
リターン・プロテクション | 年間上限15万円 | × | 年間上限15万円 | ||
キャンセル・プロテクション | × | 年間上限10万円 | × | 年間上限10万円 | |
国内旅行傷害保険 | 最高5,000万円(利用付帯) | 最高2,000万円(利用付帯) | 最高5,000万円(利用付帯) |
結局、デルタ スカイマイル アメックス・ゴールド・カードの魅力に抗しきれず、申し込みをして、審査合格しました!
オンライン・サービス(マイ・アカウント)は、別々のIDで登録する必要があるようです。メンバーシップ・リワードのポイント移行の必要のあるANAアメックスとその必要のない(=自動移行)のデルタアメックスでは処理システムが異なるため、オンライン・サービスの上部メニュー「ご登録情報の変更」から「カード番号の追加」を選ぶと、バグが生じる可能性があるとのことです(アメリカン・エキスプレス・グローバル・カスタマー・サービスに確認済み)。気をつけましょう。